さぁ何時なりと

雑記ばかり。クソインキャ。

旭川で4時間旅した話

教職関連の研究大会が旭川であったので、行ってきました。先日道内では積雪が観測されてたのもあって、かなり寒いのを予想してましたが、普通にあったかかったです。まぁ、暖かいに越したことないんですけどね。

札幌民なら分かると思いますが「旭川と北見の冬はやばそう」という考えがあるのでかなりビビってましたが、普通にあったかかったです。

もう1度いいます、普通にあったかかったです。

 

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完全に時間を間違えて、私は約4時間持て余してしまいました。なんという愚かな愚行。という訳で弾丸旭川観光始めたんですけども、いやいや………

 

旭川って何があるの?

旭川といえば旭山動物園みたいな固定観念びっきびきですが、調べたところ、私がいる場所から約11キロ、徒歩で2時間20分かかる計算です。おいおい、トライアスロンしに来たんじゃねぇぞ。

とは言ったものの、旭川の有名なものには関しては皆無です。あ、蔵生の生産地ってくらいです。あの薄っぺらいカントリーマアムみたいなやつ。美味しいですよね。

 

調べてみると意外と近い場所に道立旭川美術館があるのでひとまずそこに行ってみることに。

 

人情が溢れすぎている美術館

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朝早く行ったのですが思ったより人がいました。常磐公園(旭川八景や日本の都市公園100選にも選ばれる名景の公園らしいです)という大きい公園が隣接していることもあってか、ワンちゃんの散歩をしている人も。

この美術館の警備員さんが突然飛び出してくると私の方に向かってこう叫びました「おいで!モコちゃん

「(いや、私はモコというより、サヤカなんですけど…)」

終いにはその警備員さんが跪いてこちらを見るのです。私は意を決して警備員さんの方に向かって歩きだしました。

ワン!!!

背後から聞こえてきた声の主に目を当てると、それは誰がどう見てもモコちゃんと形容すべき真っ白な犬でした。

「知り合いの犬呼んでたのかよーーー!」

完全に豆鉄砲を食らった鳩の気持ちで入場しました。 

 

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丁度私が行った日は芸術週間ということもあって無料で入れました。やっぴー!

正直なところ芸術を評論するような言葉を持ち合わせていなかったので、小並感満載ですが、

主に旭川に纏わる作家の作品が展示されていて、

1番綺麗だと思ったのはパッと見噛み終わったガムを貼り付けただけの絵みたいなのに遠くから見るとめちゃめちゃ精密な森(現在でいうと旭川の春光という場所。教育大付属旭川小・中の辺りかな?)の絵だったやつです。あと、切れ込みの入った石(もう二度と口を開くな)

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半円の上めっちゃ盛り上がってました

 

残り時間 3時間と30分

 

全然時間が減りません。これを相対性理論と言うのですね。私は身をもって感じました。これはLOVE ずっきゅんどころの話ではありません。ゆく当てもないので、ぼちぼち目的の学校に向かいながら常磐公園内を通り、付近の博物館を回ることにします。

 

元旦でもないのにおみくじを引く女

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公園内にある川上頓宮で神様に挨拶とおみくじを引くことにしました。去年の元旦ぶりです。

まずはお清めの水を……冷たっ。バカ冷たいです。生まれたての子犬のように体を震わせながら神様にお願いしてきました。しかし周りからカモネギのようなアホさと言われるだけあって階段を降りる頃には何をお願いしたのか忘れました。

ちなみにおみくじは…

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普通に大吉引いてしまって何もネタにすることはありませんでした。

 

検索ワードに心霊がつく博物館

目的地の方向に北鎮記念館という北海道の開拓史や、防衛の貴重な記録が見れる場所があるらしく。そこに向かうことにしました。

ふと観覧料が気になり、ネットで検索すると。

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おい~~~~~マジでやめろ2番目の語尾~~~~~

 詳しい内容は無かったので単なる噂のようですが、にしてもスタバ行く感覚で向かっていたのに急に30m先 心霊です。なんてナビ出たら誰でもショック死しますよね。マンボウだったら一撃ですよ。

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そんなこんなでつきました。

旭川自衛隊駐屯所内に隣接する、すごく綺麗な歴史館です。あの、めっちゃ綺麗です。心霊のしの字もないくらい綺麗な建物でした。

中の展示パネルもすごくデザイン性のあるスッキリとしたもので、何より展示品の多さに驚きました。

中に入ると受付の自衛隊員さんが30分コースと1時間コースをお選びくださいというポケモンの最初の相棒を決めるシーンに遭遇したような感じになります。どうやら係の方が館内紹介をしてくれるらしいです。時間も時間だったので私は30分コースをお願いしました。

 

「よろしくお願い致します」

背の高いがっしりとした方が出てきました。すごく強そうです。それにこの声量。一人で来たのになんだか応援されている気がしてきました。あたい、頑張るよ!と呼応してしまいそうです。

北海道という僻地は土に鍬を入れ、開墾してくださった開拓民の方々あっての地です。

開拓、と聞くと屯田兵が有名ですが、他にも様々な開拓兵が存在し、国道12号線に沿って開拓が進められたと言います。

ちなみに余談なのですが、私は12月8日生まれで社会の先生が「12月8日は何の日でしょうか~?」と聞くと私は真っ先に手を挙げて「真珠湾攻撃開始の日です!」と叫ぶ21世紀最後の軍人のような人間です。

戦争に纏わる資料も沢山ありました。

結局私が質問攻めしてしまったので30分以上かかってしまいましたが、嫌な顔一つせず隅から隅まで教えてくださった自衛隊の方の対応にすごく感動しました。

自衛隊の方は近いようで遠い存在でしたが、ここに来てガラリと印象が変わりました。

あと、軍服がたくさん置いてあったのですがかっこよすぎて鼻息が荒くなり、ミクロサイズの鼻水を飛ばしまくってしまったことはご想像に難くないでしょう。

 

旭川っていい所

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風情が残る旭川は非常にいいところです。

町の人は皆名前を知らない人に対しても優しくしてくれます。

あとどこの街の子供たちも可愛いです。子供はみんな可愛いです。

札幌からそんなに遠くもないし、日々の生活に嫌気がさしたらまた来ようと思います。冬以外で。

あと旭川でいちばん驚いたのはめちゃめちゃデカすぎるハエを見たことです。それでは。

 

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